【書評】「嫌われる勇気」どんなことも良い経験!いま、ここからどうするか考えよう!

はじめに

ベストセラーであり、いま多くの日本人が読んでいる嫌われる勇気を読んでみました。

まず、これほど売れてる本は一体どんな内容が書いてあるんだろうと思ったこと

また、嫌われる勇気というというタイトルにも、魅力を感じて読もうと思いました。

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というのも、嫌われる人のほうが得をしていることが多いなと思うことが、人生の中で何度もあったように思うからです。

みんながやりたいと思っていて、でもそれをすると嫌われるという時に、嫌われる覚悟でそれをやる人というのは得をすることが多いと思っていたからです。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

アドラー心理学では、過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考えます。

『嫌われる勇気』p.27

ご友人は「不安だから、外に出られない」のではありません。順番は逆で「外に出たくないから、不安という感情を作りだしている」と考えるのです。

『嫌われる勇気』p.27

まずこれはと思った文章はこれです。とても考えさせられました。

今までの経験から何かを考えるのではなく、

例えば、今までの人生がいかにうまくいってなかったとしても

それが今後の人生がうまく行くか行かないかに関係ない、という考え方はとても重要だと思いますね。

もし何かで失敗したとして、もう自分はダメなんだと思ったらそこで終わりです。

例えば、自分の顔が気に入らないからもうダメだ、だとか

貧乏な家に生まれたからもうダメだ、と考えたらそこで終わりですね。

どんなに大変であっても、そこからどうするかを考えなくてはなりません。

そこからどうするかと考えることで、どんなことに対しても前向きに取り組むことができます。

目的が先にあるということは、自分の理想に向かって進む必要があるということだと思います。

アドラーの目的論は「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」といっているのです。自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなたなのだ、と。

『嫌われる勇気』p.56-57

これまでにこういうことがあったから、今回もまた自分はどうせ失敗するだとか

そういう考えはしてはならないと思いました。

むしろどんなことも経験だと思えば失敗は存在しないということにもなります。

失敗をすると一時的に落ち込んだりしますが

今後の人生をどう生きるか、という目標・指針がはっきりしていてそれさえ忘れなければ

どんな失敗もいい経験に変えることができるということですね。

まだ全て読み終えることはできていませんが

良いと思った箇所をチェックしながら、さらに読み進めていきたいと思います。